以前、
『洋野町☆有家川さけ・ます孵化場でサケの人工ふ化を学びました!』(2021年10月15日🆙)
で取材させていただいた人工授精のサケの赤ちゃんが孵化して成長し、大きくなってきたようです😆
ということで再び藤織、有家川さけ・ます孵化場に行ってまいりました!
黒く見えるのが全部サケの稚魚です!
元気に泳いでます🐟
0.4〜0.5gほどに成長した鮭の赤ちゃんたち👶
よく見ると体色にも色の濃い個体や薄い個体がいて個性豊かです🌈💕
ごく稀にアルビノ色の真っ白なサケも生まれるそうですよ😳
例年だと小さい卵や変形卵は省いて人工授精が行われるのですが
今年度は卵が少なかったため、あまり間引きされなかったそうです。
なので稚魚の大きさに少しばらつきがあります。
網目が砂利の代わりになっていて、網の下に隠れられるようになっています。
シャッターチャンスは一瞬でした📷💥
蓋を開けて光が入るとすぐに網の下へ隠れてしまいます。
有家川 |
放流時期は3月中旬〜4月上旬を予定しているそうです。
稚魚たちは1.3gまで成長しているのが理想ですが、
1g〜1.3gで放流されます。
ここで、突然ですが問題です❗
令和3年度の有家川における親魚の捕獲数は、
震災以降最低となった令和2年度と比べても25.7%と大きく減少しています。
県全体では前年度比38%にまで減少しているそうです。
河川に遡上してくるサケが減ってしまい、
捕獲数が減少したために卵も確保できなくなっています。
近年は海産親魚(かいさんしんぎょ)という、
定置網で漁獲したサケを淡水で畜養し、成熟してから採卵する方法を利用する取組も進められてきましたが、
沿岸で獲れるサケも大きく減少したため、海産親魚の確保すら非常に難しい状況となりました。
岩手県のサケの増殖事業は、卵が確保できないことに加え、
賦課金(ふかきん)収入(沿岸漁業者のサケ水揚金額から一定割合の賦課金を徴収する)も減っていて、今後の継続が非常に厳しい状況になっているそうです。
遡上してくるサケも沿岸で水揚げされるサケも減っていることで
サケ事業全体がピンチなんですね😭😭😭
北半球全体ではサケの漁獲量は減っておらず、日本を含むサケの生息域南限にあたる国漁獲量が減っているそうで、
さまざまな理由が考えられますが実際の原因はわからないそうです。
孵化場のスタッフさんはトラブル回避のために夜交代で孵化場へ泊まります。
大雨の日などは落ち葉などのゴミが詰まって地下水ポンプが止まることもあり、
夜中にゴミをとる作業をすることもあるそうです。
たくさん苦労をされながらサケの赤ちゃんたちを大切に育ててくれています😌
サケの赤ちゃんたちが元気にもどってきますように!
みんなで願いましょう🌟
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