野田村☆ホヤの採苗見学!ホヤの卵を初めて見ました♪

三陸の夏の珍味♪『ホヤ』💕
不思議な魅力があるけれど、実は生き物としてはよく知らない人も多いのでは??




今回は藤織、
野田村のホヤ養殖の最初!採苗を見学させていただきました!

🌟マボヤ(通称:ホヤ)基礎知識🌟
○分類 尾索(びさく)動物
 (脊椎動物の原型と言われている。軟体動物・貝ではない!
○産卵 
   ・雌雄同体オスでもありメスでもある!)だけど自家受精はしない
 ・1個体あたりの1日の産卵数は48,000粒ほど
 ・1シーズンに複数回産卵するのでシーズン中の産卵数は32万粒にも及ぶ
 ・三陸沿岸域は12月中旬〜1月下旬の昼頃に産卵する昼型が分布
 ・岩手県沿岸北部は10月〜2月頃の16時頃に産卵する夜型が分布


泡立って見えづらいですがホヤが産卵しています!
3日間、光や海水温を管理して産卵を誘発したものです。

ホヤは体の大きさによって卵の数量が異なるそうで、
同じくらいの大きさの養殖ホヤを集めているそうです。

時折、出水孔から白い卵や精子を吐き出すのが見られます。



受精卵の直径は470μm
目合い100μmの受精卵回収ネットで卵を集めます。

少しずつ、海水を移して・・・

泡のように見えるのが卵!

集めてみるとこんな感じ(約30万5千粒!

肉眼でもギリギリわかる!

数を数えるため、一定量の水をスポイトで出して卵の数を数えます。

シャーレにとった受精卵

顕微鏡を覗いて卵の質を確認しています

いくつか、分裂が始まっているものも!


受精から1日半〜2日で孵化してオタマジャクシ幼生(浮遊幼生)になるそうです。
オタマジャクシ幼生は、光を感知すると、光から逃げるように暗い場所に移動し、付着突起(虫でいうと触覚のようなもの)に何かが触れるとそれに付着します。




シュロの入った水槽に移してホヤの赤ちゃんが付着できるようにします。


ホタテの殻にも付着するか、実験中!

産卵を終えたホヤちゃん✨お疲れ様


産卵したホヤは味は落ちるものの、食べられるそうです!

数ヶ月後にはこんな風に、ホヤの赤ちゃんがくっついているそうですよ!


平成24年の写真

夏に大きくなったホヤちゃんたちに会うのが楽しみですね♪

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